記録は監査のために書くものではなく、利用者の状態変化を把握し、チームで共有するためのツールです。「具体的で引き継ぎに使える記録」を書けるようになると、現場全体の質が向上します。
NGな書き方とOKな書き方
- 【NG】「入浴介助を行った」→【OK】「シャワー浴。右肩に1cm程度の発赤あり。本人に痛みの有無を確認したが「わからない」との返答。次回確認予定。」
- 【NG】「食事摂取。良好」→【OK】「昼食:主食8割・副食6割摂取。むせ込み1回あり。水分はとろみ付きで150ml摂取。」
- 【NG】「特変なし」→【OK】「バイタル:血圧132/84、体温36.5℃。表情穏やか。本日は会話多く、調子良さそうな様子。」
5W1Hを意識する
記録に迷ったときは「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」を意識すると書きやすくなります。特に「どのように(状態・反応)」を具体的に書くことが、後のモニタリングや引き継ぎで大きく役立ちます。
状態変化を見逃さないために
前回の記録との比較ができる書式を使うことも重要です。「先週と比べて食事量が減っている」「先月から歩行が不安定になってきた」といった変化は、記録を振り返ることで初めて見えてきます。
シエロの記録用紙は、1冊で1ヶ月分の記録が時系列で見やすいレイアウトになっています。状態変化の把握にも役立ててください。
